全館空調システムの種類とタイプ
地球温暖化防止に向け、国の施策もあり、長期優良住宅・低炭素住宅・ゼロエネルギー住宅などの省エネ住宅が広まってきています。 最近では高気密・高断熱住宅が当たり前になり、住宅の性能で住まいを選ぶ時代になってきました。さらに快適で健康的な温熱・空気環境の住まいが求められています。 そこで注目を浴びているのが、『全館空調システム』です。空調機器1、2台で家全体の冷暖房をまかない、室内の温度差を極力少なくした住まいです。 といっても以下のようにいろいろな種類・タイプがあります。
①空調機器メーカーや換気メーカーによる
主に設備機器による全館空調システム
一般的な住宅を対象としている。住宅の気密・断熱性能よりもシステム機器に頼るため、イニシャルコストもランニングコストも高い。
②ハウスメーカーが空調機器メーカーなどと
開発した全館空調システム
ハウスメーカーが自社の建物にあった独自のシステム。もともとの建物価格が高いのと、部屋ごとに温度設定できるなどの機能が充実しているため価格は高価。
③主に住宅の断熱工法のフランチャイズによる
全館空調システム
断熱工法等のフランチャイズグループ等が開発したシステム。断熱工法・換気装置・空調機器の選定等の指定があるため価格は高い。自由度は少ない。
④断熱工法・換気装置・空調機器の選定まで
自由な発想の全館空調システム
高性能な住まいづくりができる中小工務店が、自由な発想のもとに、一般的に普及されているルームエアコン・換気部材等を利用して構築するシステム。価格は安価。
全館空調システム研究会『すみやす家』が、省エネで快適・健康的な住まいを
追及するために推奨する全館空調システムは前記の④になります。
追及するために推奨する全館空調システムは前記の④になります。
全館空調システム研究会『すみやす家』が、省エネで快適・健康的な住まいを
追及するために推奨する全館空調システムは前記の④になります。
全館空調の特徴
正しく設計施工された高気密・
高断熱な住まいが前提条件…!
高断熱な住まいが前提条件…!
連続した気密層・断熱層が確保され、ヒートブリッジや断熱欠損のない家。
家庭用ルームエアコン1〜2台で
家全体を全館空調…!
家全体を全館空調…!
高価な空調システムでなく、家電量販店に流通しているルームエアコンを利用。
市場に流通しているDCモーター
ダクト等の換気部材を利用…!
ダクト等の換気部材を利用…!
小屋裏・階間・床下などの空調室から、冷気・暖気を各部屋に移動させる技術。
温度差がない・結露がない・
きれいな空気の住まいが実現…!
きれいな空気の住まいが実現…!
空調室からの冷気・暖気の流れと、24時間計画換気の給気と排気の流れの調和。
イニシャルコスト・ランニング
コストが大幅に抑えられます…!
コストが大幅に抑えられます…!
空調室からの冷気・暖気の流れと、24時間計画換気の給気と排気の流れの調和。